「春彼岸」と「春分の日」2024年はいつ?
「春分の日」を中日とした前後三日の7日間のことを「春彼岸」「春のお彼岸」といいます。
「春分の日」とは、1948年に「自然をたたえ、生物を慈しむ」ことを目的に制定された国民の祝日です。
この日は、もとは祭日で「春季皇霊祭」が催されていました。
「皇霊祭」とは歴代の天皇や皇后・皇族の霊を祀る儀式のこと。
1984年にこれが廃止されたことで「春分の日」と名称が変更されました。
◆日にちや期間は毎年違う
春分の日は前年の2月1日に国立天文台が発表する「春分日」が基準になるため毎年異なります。ですので、春彼岸の期間も毎年変わります。
2024年今年の春分の日は3月20日(水)。
春彼岸は3月17日(日)~23日(土)までの7日間となります。
また、春彼岸はご先祖様を供養する法要で、
最初の日を「彼岸入り」
最後の日を「彼岸明け」
と呼び、この期間中にお墓参りをするのが慣例になっています。
3月 7日……彼岸入り
3月20日……中日(春分の日)
3月24日……彼岸明け
◆春彼岸に食べるお菓子
春彼岸にお仏壇にお供えするお菓子が「ぼた餅(おはぎ)」です。
春の季節は「牡丹」の季節であることから「ぼた餅」と呼ばれますが、地方や時代によって呼び方が異なります。
また、秋彼岸の時は萩の花に見立てて「お萩(おはぎ)」と呼ばれることが多いですがどちらも同じものです。
彼岸というとお墓参りだけのイメージが強いかもしれませんが、大変であった2024年の始め。
自然を讃え、全ての「生」に感謝し、祈りを捧げたいものです。
菜菓亭では今年もお彼岸のご用意しております