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歳時記 桃の節句 ひなまつり

33日 雛祭り/上巳(じょうし)

 

3月3日の雛祭りは、平安時代から続く宮中儀礼で、女の子の健やかな成長を願う年中行事です。

旧暦の3月の初めごろから、桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」と呼ばれるようになり、桃花酒(後に白酒)や雛あられ、菱餅、ハマグリなどを供えるようになりました。

 

<雛祭りのお菓子「菱餅(ひしもち)」とは?>

 

雛祭りによく見るお菓子といえば、赤・白・緑の「菱餅(ひしもち)(もしくは緑・白・緑)

この菱餅は、上巳の草餅()が転用され菱餅となり、雛壇に供えられるようになったのは江戸時代からとのこと。

最初は緑と白であったため、現在でも緑・白・緑の菱餅を見かけます。

赤い餅が加えられるようになったのは明治以降だそうです。

 

また、一説によると赤が魔除け、白は純潔、緑は邪気払い。ひしの実で龍を鎮めた故事に由来するともいいます。

 

ちなみに「雛あられ」は、江戸時代に野外で、雛人形で遊ぶ際に雛餅を砕いて持って行ったことにはじまると言います。

「雛あられ」という言葉が誕生したのは明治時代だそうです。

 

※上巳…3月初めの巳の日。江戸時代になると上巳の節句は雛祭りとして広く祝われる。

この日に黍麹菜・母子草入りの草餅の食べ、邪気を祓う風習が中国から伝来。

 

菱餅や雛あられで女の子の健やかな成長を祝い、また、草餅を食べて邪気を祓い、無病息災を願ってみてはいかがでしょうか?

 

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女の子の健やかな成長を願いましょう!

 

菜菓亭

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