郷土色溢れるお菓子とは…?!
郷土色溢れるお菓子とは…?!
お菓子のことを説明する際「郷土色溢れる~」と表現することがありますが、いわゆる「ふるさとの銘菓」と呼ばれているものを指すようです。
その定義の一つは郷土全体の名菓として地域の和菓子店のどこででも売られているもの。
新潟でいえば「笹団子」がそれに当たるのではないでしょうか。
そしてもう一つは、郷土性にちなんで作られていて、その店だけの菓銘が付けられ売られているものです。
郷土の名称や風物、歴史、産物、方言などにちなんだ菓銘が付けられていることが多いとのこと。
(参考:和菓子と日本茶)
菜菓亭には「河川蒸気」という銘菓がございますが、かつて信濃川や阿賀野川で活躍した「蒸気船」からその名が付きました。
<日本で初めての鉄製蒸気船は新潟から!>
世界で最初の実用的な蒸気船は1783年のフランスに遡りますが、日本で初めての鉄製蒸気船「新潟丸」が建造されたのが新潟であり1972年新潟―佐渡間に就航しました。
そのわずか2年後には新潟町の回船問屋らが新潟川汽船会社を設立。
信濃川を通る長岡行き、通船川と阿賀野川・新井郷川を通る葛塚(旧豊栄市で菜菓亭の本店があります)行きなどがありました。
当時、川を行き来する蒸気船は「川蒸気(かわじょうき)」と呼ばれ、新潟の経済や文化を大きく発展させました。
菜菓亭の「河川蒸気」はそれに肖っておりますが、お陰様で新潟県を代表する銘菓として発売以来累計2,100万個を販売するに至りました。
新潟銘菓 河川蒸気のご紹介です
河川蒸気は黒糖入り蒸しカステラに小豆クリームを挟んだお菓子です
黒糖入り蒸しカステラは新潟人なら知らない人はいないと言われる「蒸気パン」からヒントもらい、ふんわりやわらか蒸気で蒸しあげたカステラ生地です
甘すぎ、固すぎ、柔らかすぎ、食感が…と蒸しカステラ生地とクリームは失敗の連続でした
小豆クリームは先代洋菓子職人による洋テイストを、和菓子職人による小豆炊きの試行錯誤の末、厳選した国産小豆と自家製クリームの組み合わせオリジナル小豆和風クリームを生み出すことができました
〈新潟銘菓 河川蒸気小豆クリーム 価格:1コ216円(税込)〉
新潟のお土産に河川蒸気をぜひ、食べてみてね!