2024年1月の歳時記菓子 人日の節句 七草餅
1月の歳時記菓子 七草餅
●1月7日は人日(じんじつ)の節句。
人日とは五節句の最初の節句で、お正月最後の日。
「七草粥」を食べて一年の豊作と無病息災を願う日です。
●なぜ七草を食べるのか?
諸説ありますが、日本には古くから年の初めに若菜を摘み新しい生命を頂く「若菜摘み」という風習がありました。
一方、中国でも1月7日「人日(人を殺さない日)」に作られる七種菜羹(ななしゅさいのかん)という7種の菜が入った吸い物を食べる風習がありました。
平安時代にそれが日本へ伝わると、それと若菜摘みが結びついて7種の若菜を入れた「七草粥」が食べられるようになったといわれています。
江戸時代には幕府が公式行事として「人日」を祝日にしたことにより、庶民にも定着していきました。
この日に食べる七草は、一般的には「春の七草」で、
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(かぶ)、スズシロ(だいこん)。
それぞれ、食欲増進、利尿作用、止血作用、高血圧予防などの効能があります。
春の清々しい七草の香りは、新しい植物の生命力を感じることでしょう。爽やかな酸味のある味噌餡とのマリアージュもお楽しみください。
七草をイメージした飾りも鮮やかで綺麗ですよね!
七草餅で新しい植物の生命の力を頂き、1年の無病息災を祈ってみてはいかがでしょうか?
●菜菓亭の1月の歳時記菓子 「七草餅」(ななくさもち)
2024年1月5日から1月8日までに七草餅を販売します。期間限定となります。
菜菓亭では、七草を入れた道明寺粉餅で味噌餡と白小豆を包んだ「七草餅」をご用意しました。